【コラム】2016トライアウト。野球は人生がかかっているからこその面白さがあると再確認した日。

最後の砦、12球団合同トライアウトを観戦。

じゃっきー(@Jackie_ballpark)です。
今日は甲子園にトライアウトを見に行ってきました。
写真の関係でまた選手レポなんかは後日改めて書きますが
今日の感想を。

トライアウトとは?

トライアウトとは、戦力外になった選手や元プロの自由契約となった選手を集めた
入団テストのことです。

戦力外になった選手や自由契約(元プロで現在は独立リーグなどで所属している選手など)
にとっては自分をアピールする最後のチャンスになります。

トライアウトは例年60人以上は軽く参加しますが、
参加したからといって受かるのはほんの数人。

狭き門ではありますが、人生をかけたマウンドとして
選手は望むのです。

最近は静岡で開催されていることが多かったのですが、
今回は甲子園だったので近くてラッキーでした。

前回は2014年にトライアウトに行っています。

 

ピッチャーもバッターもトライアウト。

私はこの2014年にトライアウトを観戦してから
前からおぼろげに思っていた自分の中の野球の面白さが明確にわかるようになりました。

それは、
「野球は人生だ」ってこと。
大袈裟なんですが、プロ野球選手の多くは小学生に入って間もない頃から
野球ばっかりして、野球、野球、野球で、
プロ野球選手には家族がいて、1打席1打席に人生を背負う重みがあるんですよね。

この重みを一番感じるのがトライアウト。
実力があったとしても野球の世界には「野球運」というのが存在するらしく、
結果が残せない選手がいます。

最後のチャンスでトライアウトの場に立つんですが、
ピッチャーもバッターもどちらもトライアウト。
入団テストだからどちらかが活躍すればどちらかが落ちる。
もちろんどちらも落ちちゃうかもしれない。

スタンドには選手の家族もいます。
今日も近くで、お父さんがんばれって言ってるお子さんがいらっしゃいました。
この1打席で人生が変わる。かもしれないのがトライアウト。
そして普段の試合の1打席1打席なんですよね。

人生がかかってるからこその、面白さ

つまり1打席、その中の一投、一打の積み重ねで人生が出来上がってる。
それって、面白くありませんか。

そして私たちが過ごす毎日も同じように一挙一動の積み重ねで
人生ができている。

それを野球という世界で彼らは表現しているんだなぁと
前回トライアウトに行った時に思ったんですよね。

彼らのバックには家族がいる。そして血の滲むような練習をした日々がある。
あぁ、野球っておもしろい。

そして新しい人生が始まる。

そして今日も同じくドラマがたくさんありました。
寒さ対策を万全にしていったんですが、
風も穏やかで日が照っていたのでまさかの汗だくで観戦。

選手にとっては冷えすぎず天気も良かったので調整しやすかったんじゃないでしょうか。

いつもの試合と違って選手はもうチームで動くのではなく、
個人できています。
しかも私たちが入る入り口の横らへんの、
一般の人も普通に通る道から選手は入っていきます。

入団した時はあんなに注目された選手でも最後は寂しいものです。
だからこそ、ここで一発決めてやるぞっていう選手がほんとかっこよくて、
これからの彼らの人生がどうなっていくかわかりませんが、
今まで培ってきた努力を考えればどんな世界に行っても
どのチームに行っても活躍してくれることでしょう。

オリの選手では堤選手が最後の方まで守備もバッティングにもついていて、
長打もあり良かったですね。

すべての選手がいい方向に進むよう祈っています!

じゃっきー